Shopify Editions Spring 26 オペレーション

Shopify Editions Spring ’26 オペレーション

CATEGORY 06 / オペレーション

オペレーションは、ストア運営の裏側——分析・自動化・在庫・注文・配送、そしてAI連携——を支える50項目です。この記事では、日本のストアで実際に使えて効く機能を実機で確認しながら深掘りし、在庫まわりは公式動画・ドキュメントに基づく紹介、Shopify Shipping や Managed Markets など日本対象外のグローバル機能は末尾に出典リンクのみでまとめています。画面図は実機を確認したうえでの概念図(ダミーデータ)です。

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AIと自動化の入口
#01 より多くのバイブコーディングパートナー Lovable・Manus 等のAIツールでフロントを生成し、裏側はShopify。 +

「バイブコーディング」=作りたいものを自然言語でAIに伝えて生成する開発スタイルです。Lovable・Manus・V0・Replit などでストアフロント(見た目)だけを生成し、商品・在庫・カート・決済といった商取引基盤は Shopify が Storefront API 経由で担う——いわゆるヘッドレスコマースの連携先が増えました。

実際に Lovable と Manus の両方で Shopify ストアを試作してみました(X:Lovable で試作Manus で試作)。どちらも Shopify のテーマ(Liquid)は一切変更されず、生成されたフロントは *.lovable.app / *.manus.space として公開され、チェックアウト以降は Shopify ネイティブ(*.myshopify.com)に遷移する構成でした。Manus はヒーロー画像・商品画像まで自律生成してから実装を進めるのが特徴的でした。

デザイン自由度が高い一方で、アプリ(レビュー・アップセル等)は実装できず、Shopify と ビルダーの二重課金になる点には注意が要ります。

より多くのバイブコーディングパートナー 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#02 エージェントによるストア管理 ChatGPT/Claude/Perplexity から商品追加・注文確認・価格更新。 +

普段使いの外部AIチャット(ChatGPT・Claude・Perplexity)から、管理画面にログインせずにストアを“管理”できる連携です。公式の説明では「商品を追加し、注文を確認し、価格を更新し、いつものAIチャットからレポートを取得できる」とされ、新しいコレクション作成・新商品追加・売上レポート生成などが挙げられています。

ここでのポイントは、これが Admin(管理)GraphQL を AI 経由で操作する系統——つまり次項の Shopify AI Toolkit と同じ「店舗オーナーが管理操作をAIに任せる」話だということです。お客様側に来るAIエージェントが商品を“見に行く”(発見・エージェンティックコマース)側とは別物なので、混同しないようにしたいところ。

「AIにストアを管理させる」こと自体は能力面ではすでに現実で、このブログ記事も AI が Admin API 経由で作成・更新しています。なお書き込み操作には管理画面のような確認ダイアログがなく、Shopify には Undo もないため、権限設計には注意が要ります(→ 本番運用前に整えておきたいこと)。

エージェントによるストア管理 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#03 Shopify AI Toolkit Claude Code/Cursor/VS Code 等からストアを開発・操作(開発者向け)。 +

Claude Code・Cursor・VS Code・Codex などのAIコーディングツールを、Shopify の Admin GraphQL(読み取り・書き込み)/各APIのコード生成+検証/CLI 経由のストア操作につなぐ開発者向けツール群です。AIが「推測で実装する」のではなく、公式スキーマに沿った検証済みコードを出せるようにするのが狙いで、リリース時に試した内容は X にも投稿しました(X:AI Toolkit でできること)。具体的には、こんなことが AI 経由でできます。

読み取り(query):商品・コレクション(一覧/バリアント/コレクション内容)、注文(一覧・詳細/フルフィルメント状況)、顧客(一覧・詳細/注文履歴)、在庫(数量/ロケーション別)、ディスカウント、メタフィールド/メタオブジェクト、オンラインストア(テーマ・ページ・ブログ・ナビゲーション)、配送、ストア設定、ストア分析、マーケット(Markets・ローカライゼーション)、B2B(カンパニー・カタログ・価格リスト)、Webhook。

書き込み(mutation/--allow-mutations フラグ必須):商品(作成・更新・削除/バリアント/画像追加)、在庫数量の調整・設定、注文(タグ付け・ノート追加・キャンセル・返金)、顧客(作成・更新・タグ付け)、メタフィールド(metafieldsSet)、メタオブジェクト(metaobjectUpsert)、ディスカウント(作成・更新・削除)、コレクション(作成・更新/商品の追加・削除)、ページ・ブログ、ナビゲーション(メニュー)、Webhook、一括操作(bulkOperationRunQuery/Mutation)。

Admin GraphQL 以外:Liquid コード生成+構文検証、Storefront/Customer Account/Partner/Payments Apps の各 GraphQL 生成+検証、Shopify Functions のコード生成+ビルド+テスト(デプロイは禁止)、Hydrogen コンポーネント生成、メタフィールド・メタオブジェクト設計支援、各種 Polaris UI 拡張(管理画面・アプリホーム・チェックアウト・顧客アカウント・POS)、shopify.dev 全体のドキュメント検索。

AI経由の操作には管理画面の確認ダイアログがなく、Shopify には削除・編集を元に戻す手段がない——という事故防止の運用ルールと、動作検証済みのルールプロンプトは別記事にまとめています:Shopify AI Toolkit を本番ストアで使う前に整えておきたいこと

Shopify AI Toolkit 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
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ストア分析
#04 ストアのデータのコンテキストを改善 ダッシュボード+インサイト+注釈で、数値の背景まで読み取れる。 +

ストア分析(Analytics)に複数の更新が入り、数値の「背景=コンテキスト」を読み取って素早く動けるようにする、というのが全体テーマです。本セクション #5〜#10 はその中身で、公式動画「Better context for your store's data」が要点を一望できます(→ YouTube 動画)。

動画で示されている主なポイントは次のとおりです。

  • 直感的なデータ把握:ダッシュボードを開いた瞬間に、掘り下げずとも日々のトレンドを把握できる(→ #06 毎日のインサイト)。
  • アノテーション(注釈):「直近3週間でジャケットの売上が上がった」のような変化に、出来事のタイミングをマークして要因を特定(→ #07)。
  • メタフィールドによる絞り込み:商品の「色」「素材」など独自のメタフィールドでレポートをフィルタ(→ #10)。
  • 目標値(メトリックターゲット):トレンド商品(例:プラム色のウィンドブレーカー)に販売目標を設定し、進捗を日々確認(→ #08)。
  • Shopify Flow 連携による自動化:「目標の90%に達したらチームに自動通知」など、分析データを使ってアクションを自動化(→ #20〜#24)。

総じて「より優れたデータと詳細なコンテキストを提供し、迅速に行動するためのツール」という位置づけです。

ストアのデータのコンテキストを改善 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#05 分析機能の新しいデータ視覚化 散布図・バブル・レーダー・サンバーストの4種を追加。 +

カスタムレポートのグラフ種類に、従来の折れ線・棒に加えて サンバースト・バブルチャート・散布図・レーダーチャート の4種が追加されました。指標どうしの相関や、カテゴリ→商品といった階層の内訳を1枚で把握しやすくなります(実機でグラフ種類の一覧に4種が並ぶことを確認。サンバーストは複数ディメンションの階層データ向け)。

分析機能の新しいデータ視覚化 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#06 ストア分析における毎日のインサイト 最重要トレンドを毎日自動表示(週10注文以上・1日最大5件)。 +

分析トップの上部に「インサイト」セクションが出て、「ある商品の売上が先月を下回った(686→427、38%減)」のような注目すべき変化を毎日自動で提示し、「理由を確認」から深掘りできます。注文ボリュームの大きいストアで実際に表示されることを確認しました(条件は週10注文以上・1日最大5件)。

ストア分析における毎日のインサイト 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#07 ストア分析のグラフに注釈を追加 商品公開・テーマ公開・アプリ導入などのイベントをグラフに重ねる。 +

折れ線/縦棒グラフで「注釈を表示」をオンにすると、ストアで起きた作業イベント(商品の公開/非公開・テーマの公開・アプリのインストール/アンインストール)が時間軸にマーカー表示され、ホバーでその日の内容が分かります。「売上が伸びた/落ちた日に何をしたか」を後から1枚で振り返れます。手動メモではなく、ストアイベントを自動で重ねる機能です。

ストア分析のグラフに注釈を追加 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#08 ストア分析のターゲット指標 売上やセッションに目標値を設定し、進捗をゲージで追跡。 +

売上・セッション数などに目標値(ターゲット)を設定し、達成率を円形ゲージで日々確認できます。現在値・目標値・期間・残り日数が表示され、「ダッシュボードに追加」で分析トップに常設できます(分析トップ右上の「目標を管理/ターゲットを試す」から)。

ストア分析のターゲット指標 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#09 複数指標のデータ視覚化 1つのグラフに複数指標を重ねてパターンを発見(最大4指標)。 +

1つのレポートに複数の指標を重ねて表示できます(最大4指標)。単位が違う指標は左右2軸になり、たとえば「純売上高(¥)」と「注文数(件)」を並べて、客単価の変化などの乖離を1枚で読み取れます。実機で純売上高・注文数・平均注文金額・総売上高の4指標を1レポートに表示できることを確認しました。

複数指標のデータ視覚化 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#10 メタフィールドによるストア分析の絞り込み 色・素材などの独自メタフィールドでレポートを絞り込み・グループ化。 +

商品の「色」「素材」など独自のメタフィールド(カスタムの構造化データ)で、レポートを絞り込み・グループ化できます。ポイントは前提条件——メタフィールド定義側の「オプション」で 「『ストア分析』でデータを絞り込む、またはグループ化する」をオンにすること。これでディメンション(グループ化)やフィルター(WHERE)に使えるようになり、たとえば総売上高を素材別に並べられます。

メタフィールドによるストア分析の絞り込み 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
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メタフィールド・管理画面・注文
#11 ワークフロー内でメタフィールドを追加可能に 商品・顧客・注文の編集画面から、その場でメタフィールド定義を追加。 +

メタフィールドを入力するまさにその枠(編集画面のメタフィールドカード)の「定義を追加」から、設定画面に移動せずその場で新しい定義を作成できます。Editions の文言は顧客・注文・コレクションですが、実機では商品・バリエーションの編集画面でも同じ導線が出ました。設定→カスタムデータへの往復が不要になる導線改善です。

ワークフロー内でメタフィールドを追加可能に 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#12 より多くのメタフィールドをピン止め可能に 管理画面UX 商品・顧客・注文の各セクションに最大50個ピン留め。 +

よく使うメタフィールドを、商品・顧客・注文などの各セクションに最大50個までピン留めして、編集画面の見やすい位置に常時表示できるようになりました(公式ドキュメントによる)。

#13 返金ページでのディスカウント適用 返金ページから直接、行ごとに割引を適用(売上・税データは保持)。 +

注文の返金画面で、商品行の価格から「ディスカウントを追加」→「カスタムディスカウント」(金額/%・値・お客様に表示する理由)を設定でき、価格が割引後(例: ¥2,000→¥1,000)に変わります。「これにより注文が編集される」ため、売上・税データを正しく保ったまま返金時に割引できます。注文編集ページへ寄り道する必要がなくなりました。

返金ページでのディスカウント適用 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#14 返品やアップセルにおける一貫した計算 内部ロジック チェックアウトと同じロジックで金額の不一致を防止。 +

返品やアップセルでの金額計算を、チェックアウトと同じロジックに統一し、金額の不一致を防ぐ内部的な改善とされています(新しいUIが追加される性質ではなく、計算の整合性を高めるもの)。

#15 アプリアクティビティの可視化 各アプリのアクセス領域と最新アクティビティを追跡(未使用権限を警告)。 +

インストール済みアプリの詳細画面に「アクティビティと権限」表が出て、各アプリがどの領域に・表示/編集どちらの権限で・いつアクセスしたかが一目で分かります。さらに「未使用のアクセス権」(過去30日アクティビティなし)で、使われていない権限を警告。アプリが多いストアの権限棚卸し・セキュリティ点検に効きます。

アプリアクティビティの可視化 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#16 スタッフの決済権限 権限 決済・入金・異議申し立ての管理をスタッフに細かく委任。 +

スタッフの権限に「お金まわり」の項目が追加され、決済の実行・返金だけでなく、入金先の銀行口座や入金スケジュールの管理、チャージバック(異議申し立て)対応までを個別に付与・制限できるとされています。複数人運営の内部統制に有用です(公式ドキュメントによる)。

#17 下書き注文での柔軟な価格設定 項目の価格上書き・カスタム割引を直接適用(価格ロック対応)。 +

下書き注文(見積りのような未確定注文)で、商品行の単価をその場で上書きでき、行ごとのカスタム割引も適用できます。さらに価格ロック(南京錠)をかけると、後でカタログ価格を変えてもこの注文の価格は固定されます。BtoB見積りや特別価格対応に。なお価格ロックは値上げを防ぐ反面、恒久値下げの自動反映も止める点、バンドルは非対応な点は留意。

下書き注文での柔軟な価格設定 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#18 管理画面全体に適用される絞り込みと保存済みのビュー 各セクションを横断して検索・絞り込み・ビュー保存。 +

管理画面の各リスト画面で、検索語とフィルターを1本のバーに統合(is/not・and/or の論理演算子つき)。商品・注文・顧客・在庫など多数のセクションで共通の操作感になり、絞り込みを名前付きの「保存済みビュー」にできます(ビューはデスクトップ/モバイルで利用可、作成・編集はデスクトップ)。

管理画面全体に適用される絞り込みと保存済みのビュー 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#19 カテゴリー固有の返品理由 商品カテゴリーに応じた返品理由を表示し、より正確なデータを取得。 +

返品作成時の「返品理由」の選択肢が、商品カテゴリーに応じて変わります。実機で確認したところ、アパレル(衣類)では「大きすぎる/小さすぎる/スタイル」、アクセサリーでは「サイズ/互換性がない」といったカテゴリー固有の理由が出ました。返品データの粒度・精度が上がります(前提:商品にカテゴリーが設定されていること)。

カテゴリー固有の返品理由 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
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Shopify Flow(自動化)
#20 Shopify Flowのコードエディタ Liquid変数のシンタックスハイライト・自動入力・整形に対応。 +

Shopify Flow の Liquid 変数を書く入力欄が、シンタックスハイライト(色分け)・オートコンプリート(入力補完)・整形(フォーマット)に対応しました。新しい自動化ができるようになるわけではなく、「Flowでコードを書くときの書き心地」を底上げする改善で、スペルミスや構文崩れ(実行時エラーの原因)を減らせます。

Shopify Flowのコードエディタ 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#22 バージョン履歴 誰がいつワークフローを更新・編集したかを追跡。 +

ワークフローにバージョン履歴が付き、誰がいつ更新・編集したかを追跡できるようになりました(公式ドキュメントによる)。複数人でFlowを運用する際の変更管理に役立ちます。

バージョン履歴 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#23 ワークフローのメモ 設定ロジックをメモとして残し、共同作業者に共有(最大1500文字)。 +

ワークフロー編集画面の「その他のアクション → メモを追加」で、キャンバス上に「このワークフローについて」というメモカードを置けます。プレースホルダーは「目的、実行のタイミング、編集前に知っておくべきことなど…」。「なぜこう組んだか」をワークフロー自体に残せるので、引き継ぎ・共同編集での認識ズレを防げます(最大1500文字)。

ワークフローのメモ 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#24 オートメーションにおけるShopifyQLとAdmin APIの追加フィールド コードなしで分析データやより多くの Admin API フィールドにアクセス。 +

これは2つの別物が1枚にまとまっています。①ShopifyQL=「Get analytics data(分析データの取得)」という新アクションで、売上・セッション・在庫を取得して後続の条件に渡せます(実際に「売上急減アラート」フローを組んで試しました → X:Flowで売上急減アラート)。②Admin API の追加フィールド=Flow が使うAPIのバージョンが上がり、条件・アクションで選べる項目や絞り込み演算子が増えた(メタフィールド絞り込みに「以上/前方一致/AND・OR・NOT」、対象に「会社/会社ロケーション」など)。新ボタンが出るのではなく“選択肢が増える”タイプの改善です。

オートメーションにおけるShopifyQLとAdmin APIの追加フィールド 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
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在庫管理(公式動画・ドキュメントベース)
#25 強化された在庫管理 Sidekick・公式動画ベース 発注から販売・返品までの在庫管理をShopifyネイティブで一元化。 +

※ 在庫まわりは実機検証しておらず、公式ドキュメント・公式動画に基づく紹介です。

公式動画によると、AIアシスタント Sidekick に「何を再発注すべきか」と尋ねると、販売実績と残在庫から需要を予測して商品と数量を提案し、発注書も自動作成。さらに Sidekick Pulse が「過剰販売した商品」「在庫切れ間近(+再発注提案)」「誤った場所に保管された在庫」など、すぐ対応すべき課題を拾い上げるとされています。以下 #26〜#32 はこの傘の下の個別機能です(動画では発注→入荷→販売→返品までの一連の流れを紹介)。

#26 ロケーション間でのSKU共有 在庫・doc 在庫アイテムを複製せず複数ロケーションで同じバリエーションを仕入れ。 +

同じバリエーションを複数の倉庫・店舗に置くために在庫アイテムを重複作成する手間が解消され、ロケーション間でSKUを共有できるとされています(公式ドキュメントによる)。

#27 在庫同期の高速化 在庫・doc トラフィック急増時でも再入荷の更新を数秒で反映(売り越し防止)。 +

アクセス集中時でも在庫の変動が数秒以内に各チャネルへ反映され、複数チャネルで在庫数を正確に保つ(売り越し防止)とされています(公式ドキュメントによる)。

#28 複数のソースからの受取注文のフルフィルメント 在庫・doc 店頭在庫と在庫転送アイテムの両方で受取注文をフルフィルメント。 +

店舗受取の注文を、店頭在庫だけでなく在庫転送中のアイテムからもフルフィルメントできるようになったとされています(公式ドキュメントによる)。

#29 出荷単位でのバーコード受領 在庫・doc GS1-128等の荷物バーコードをスキャンして在庫転送を迅速に受領。 +

1つの出荷バーコード(GS1-128等)をスキャンするだけで、配送された荷物全体をまとめて入荷処理できるとされています(公式動画でも紹介)。一品ずつの検品が不要になります。

#30 アクティブな商品から独立した在庫追跡 在庫・doc 販売中かどうかに関係なくロケーション別の在庫を管理・移動。 +

商品が販売中(アクティブ)かどうかに関わらず、ロケーション別の在庫を独立して管理・移動できるとされています(公式ドキュメントによる)。

#31 よりスマートな注文書ワークフロー 在庫・doc Sidekickで注文書を生成し、自動的に転送を作成。 +

Sidekick が需要予測から注文書(発注書)を生成し、そこから在庫転送を自動的に作成できるとされています(公式動画でも紹介)。発注の起点がAIの需要予測に移ります。

#32 在庫調整のワークフロー 在庫・doc 完全な監査証跡付きで在庫数量の調整・設定。 +

在庫数量の調整・設定を、完全な監査証跡(誰がいつ何を変えたか)付きで行えるとされています(公式ドキュメントによる)。棚卸し差異の追跡に役立ちます。

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フルフィルメント・店舗受取・配送(日本で使える)
#33 注文キャンセルのリクエスト 注文・doc 顧客が注文状況ページからフルフィルメント前のキャンセルをリクエスト。 +

お客様が注文状況ページから、発送前の注文のキャンセルをセルフサービスでリクエストでき、マーチャントは管理画面で承認/却下できるとされています。「フルフィルメントまで/15分/1時間/24時間」など受付期間を設定可能(公式ドキュメントによる)。問い合わせ対応の負荷軽減に。

#34 バッチフルフィルメントのワークフロー フルフィルメント・doc 注文をバッチにまとめ、ピッキング〜配送をカスタムフローで処理(最大250件)。 +

注文をバッチ(最大250件)にまとめ、ピッキングから配送までをカスタムのワークフローで一括処理できるとされています(公式ドキュメントによる)。出荷量の多いストアの省力化に。

#36 高度な配送オプション設定 配送設定・日本可 1つの配送オプション内で注文金額・重量の条件をカスタマイズ。 +

1つの配送オプションの中で、注文金額や重量の範囲ごとに異なる送料を設定できます(例:0〜1kgはA円、1〜5kgはB円/3,000円以上は無料)。設定画面が刷新され(「配送料金」→「配送オプション」)、各オプションに配送日数・説明文の付与、しきい値での送料無料の自動適用も。なお重量ベースは全商品の重量データ整備が前提、条件の最上位は上限を空欄にしないと範囲外注文で配送エラーになる点に注意。

#37 キャンセル済み注文のフルフィルメント状況の明確化 キャンセル・返金された注文に「フルフィルメント不要」を表示。 +

キャンセルや(発送前の)全額返金などで発送すべき商品がなくなった注文に、「フルフィルメント不要」ステータスが付くようになりました。従来は「未発送」のまま残って対応漏れと紛らわしかったのが、区別できます。実機でも、正常な注文をキャンセルすると「フルフィルメント不要」になることを確認しました(手動設定ではなく、キャンセル/全額返金/全商品削除で自動付与)。

キャンセル済み注文のフルフィルメント状況の明確化 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#38 店舗受取メール 店舗受取の通知メールを管理画面から送信・再送信。 +

店舗受取(ローカルピックアップ)の通知メールを管理画面から送信・再送信・印刷・確認できます。「受取準備完了としてマーク」で「ご注文の受取準備ができました」メール(受取店舗・住所・地図つき)が送られ、注文画面から内容を確認して再送信もできます。受取完了時にも通知を送れます。お客様への連絡漏れ・再連絡を管理画面で完結できます。

店舗受取メール 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
#39 手動での配達確認 日本で実用的 非対応配送業者の注文を「配達済み」とマークできる。 +

追跡できない配送(Shopify非対応キャリア等)の注文を、発送済みカードの「配達済みとしてマーク」で手動で配達完了にでき、お客様の注文状況に反映されます(一括処理も可)。

これは日本でこそ効きます。実機で確認したところ、ヤマト運輸の追跡番号を入れても「配達済みとしてマーク」が残りました。国内主要キャリア(ヤマト・佐川・日本郵便)は Shopify の自動追跡に非対応のことが多く、追跡番号があっても配達が自動で付かないため、この手動確認が日本のストアで実用的です。

手動での配達確認 概念図
▲ 概念図(公式ドキュメントに基づくイメージ・ダミーデータ)
グローバル・国際(日本対象外)— 出典リンクのみ

以下は Shopify Shipping や Managed Markets など、出店所在地・対象地域の関係で日本のストアでは対象外の機能です。深掘りは行わず、各公式ドキュメントへのリンクのみ掲載します。

  • 配送ラベルの自動購入(Shopify Shipping・日本未提供)— 出典 ↗
  • FedEx One Rate®(米国限定)— 出典 ↗
  • 現地通貨での配送ラベルの請求(Shopify Shipping)— 出典 ↗
  • Managed Markets向けFedEx(Managed Markets)— 出典 ↗
  • ドイツ向けDHL Kleinpaket(ドイツ限定)— 出典 ↗
  • 配送業者の自動検出(検出キャリアが海外中心)— 出典 ↗
  • UPSの返品用ラベル(米国限定)— 出典 ↗
  • イギリスおよびカナダにおけるManaged Markets(英・加)— 出典 ↗
  • 管理された国際的な価格戦略(Managed Markets)— 出典 ↗
  • 商品販売制限の再評価プロセス(Managed Markets)— 出典 ↗
  • Managed Marketsのより迅速な設定(Managed Markets)— 出典 ↗
  • 関税計算の内訳表示(関税徴収+国際注文が前提)— 出典 ↗
  • 現地通貨でのギフトカード(複数マーケット/国際価格)— 出典 ↗
← Shopify Editions Spring ’26 全まとめ
※ 掲載の画面図は、機能の構造を示す概念図(個人情報・実データはダミーに置き換え)です。在庫まわりなど一部は実機未検証で、公式ドキュメント・公式動画に基づく記載を含みます(提供条件・対応状況は変動します。最新は各出典をご確認ください)。
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